TSUBASA
冬樹はあたしがこれ以上、何も話さないと気付いてくれた。


そして、泣き止んだあたしの傍に居てくれた。


「寝るぞ」


そう言い、同じベットに横になる。


聞きたいことや知りたいことだって、たくさんある。


だけど、、、


何も、イラナイ、、、


だって、これ以上冬樹のことをわかったところで、、、


生まれてくるあたしの感情は、、、


冬樹から、離れたくないということだけだと思うから、、、


冬樹と過ごした時間は、たった1週間。


それなのに、冬樹はあたしにいろんなことを教えてくれた人。


ばいばい、冬樹。


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