TSUBASA




「冬樹ーーー!!」



誰も居ない浜辺で、あたしの叫びは空へと消えて行く。


あたしは、ここに居るんよ。


冬樹、言ったよね?


『新しい翼を見つければいいだけだろ』


その新しい翼は、何処にあるの?


『お前が俺の傍に居たら、その翼を俺が用意してやるよ』


あたしは最後まで、冬樹を信用できなくて、、、


冬樹の傍から逃げ出したから、一生あたしには新しい翼は見つけられないのかな?


どうして、、、


どうしてあたしは、冬樹を信じられなかったんだろう、、、

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