TSUBASA
そんなことを上の人間に言われたら、下の人間は何も言えなくなるんじゃないだろうか。


「不服とかじゃなく、、、」


ほら、、、


この世界は上の人間の決定は、絶対なんだから逆らえるわけがない。


「組の心配、、、と、言うか。あの葵って女が一般人の女なら良いんです。でも、もし敵のコマだったらとしたら、、、」

「その時は冬樹の気持ちも関係なしに、葵ちゃんもその組も潰すまでだ」


あたしに話しかけてくる、省吾とは違う。


堅気とは違う、裏の省吾だ。


「省吾!!」


そこに止めに入るのは、玲で、、、


「何回言わせる気だ。これは、組の話だ」


だからって、、、


玲のことをそんなに、邪険にしなくてもいいのに、、、


そう、今回させているのは、他でもないあたしで、、、

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