TSUBASA
誰か1人でもいい、、、


その時に、誰か1人でもあたしの話を聞いてくれる人が居たらいい、、、


でも、結局は、、、


何も変わらないんだろう、な、、、


ここで、あまり長居しちゃいけない。


誰も知らない、、、


誰にも気付かれない、、、


ここよりも、、、


もっと、もっと、もっと遠くに逃げなきゃ、、、


じゃなきゃ、あたしはまた囚われる。


カゴの中の鳥たちと同じように、、、


あたしは、翼を奪われる。


もう、そんな生活は絶対にイヤだ。


あたしは彼らの話が終わるのは、静かに身を潜めて待った。

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