TSUBASA
完全に玲との間に壁を作っているのは、省吾の方だ。


変な関係。


そう思わずには、居られなった。


そういえば、今何時なんだろう、、、


そう思い、時計を見る。


もう17時を過ぎていた。


てか、後10分で18時になるし、、、


あたしにとっては、調度良い時間だ。


あたしは2人のことを気にせず、出かける支度をする。


「葵ちゃん、出かけるの?」

「うん。ちょっと、ね」


詳しくは玲たちには、話せない。


「車、用意させるか?」


省吾が気を利かせて言う。


「大丈夫。そんな遠くに行くわけじゃないから」


そう、断った。

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