TSUBASA
裏の世界で生きる、あなたなら、、、


「、、、冬樹には関係な、、、ッ痛、」


言い終わる前に、強い力で腕を掴まれる。


「何してたか、聞いてんだけど」


あたしに「答えない」と言う、選択肢は用意されていないようだ。


「何をしてた」


そう、同じことをもう１度聞く。


でも、冬樹には全く関係のないことだ。


あたしに良くしてくれた、としても、、、


中々答えようとしないあたしに苛立っているのか、掴まれて力が強くなる。


そんな冬樹を、あたしはキツク睨みつける。


「そうやって、、、力でねじ伏せて満足」


あたしの中で、冬樹とハルが重なった気がした。


冬樹が今していることは、ハルがあたしにして来たことと同じだ。

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