TSUBASA
「だから、イヤなのよ。権力とか力とか持ってる人間って、、、。なんでも、自分の思い通りに行くと思ってるから」


冬樹だって、思ってるんでしょ?


だって、冬樹は上に立っている人間なんだから、、、


それに、冬樹はハルにはなかった輝きを持ってる。


それが何か、って言われたらわからないけど、、、


1つだけわかることは、、、


「あたしと冬樹は住む世界が違うんだよ。あたしは、思い通りにされる、、、される側だから」


冬樹の力が緩んだところで、あたしは冬樹の手を振り解いた。


「冬樹には、一生わかんないよ。あたしの気持ちなんて」


一生掛かったって、、、


この人にわかる分けない、、、

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