TSUBASA
「と、、、冬樹、は?」
変に緊張している、あたしが居る。
冬樹の言葉を聞くのが、、、怖い。
ふと、そんなことを思った。
それは、あたしが、、、
「あぁ」
冬樹がそれだけ言うと、また手を引いて歩き出した。
「あぁ」って、、、
あたし、傷ついたり落ち込んだりする暇もなかった。
短すぎて、、、
でも、今のあたし達の間はそれで良いのかもしれない。
だから、あたしはそれ以上、冬樹に聞くことはしなかった。