ヤクザの家族になっちゃった!?
夏休み
竜達がうちに来た日から少し経った。
テストは無事に…いや、
私と竜は無事だけど、
大河はほんとにぎりぎりだったみたい。
るりは…うん。ぎりぎりのラインより少し普通よりかな?
って感じ。
まぁ、何はともあれテストは終わり、
夏休みが近くなる。
海にいく、と言うことで
るりの水着選びに付き合ってる。
海…入りたくないな。
名前を聞くだけでも鳥肌がたつ。
だって、ね…
「ね!これどうかな??」
そう言って自分に当てて見せてくる水着。
白ベースに黒とピンク。
の、ビキニ。
うん、似合う。
けど…
「大河、怒らない?こんな露出高いの…」
「ん?んー。大河にビキニきろっていわれたもん。」
そう言ってにかっと笑ったるり。
あいつ、絶対自分の発言に後悔するな。
とは思ったけど
ここは黙っておくことにした。
るりは白のビキニと淡いブルーのビキニで悩んだみたいだけど、
結局白にしたみたい。
会計を終わらせ、店を出ようとすると
不思議そうな顔で私の腕をつかみ動きを止められた。