ヤクザの家族になっちゃった!?

夏休み



竜達がうちに来た日から少し経った。


テストは無事に…いや、

私と竜は無事だけど、

大河はほんとにぎりぎりだったみたい。

るりは…うん。ぎりぎりのラインより少し普通よりかな?

って感じ。

まぁ、何はともあれテストは終わり、

夏休みが近くなる。

海にいく、と言うことで

るりの水着選びに付き合ってる。

海…入りたくないな。

名前を聞くだけでも鳥肌がたつ。

だって、ね…


「ね!これどうかな??」

そう言って自分に当てて見せてくる水着。

白ベースに黒とピンク。

の、ビキニ。

うん、似合う。

けど…

「大河、怒らない?こんな露出高いの…」

「ん?んー。大河にビキニきろっていわれたもん。」

そう言ってにかっと笑ったるり。

あいつ、絶対自分の発言に後悔するな。

とは思ったけど

ここは黙っておくことにした。

るりは白のビキニと淡いブルーのビキニで悩んだみたいだけど、

結局白にしたみたい。

会計を終わらせ、店を出ようとすると

不思議そうな顔で私の腕をつかみ動きを止められた。


< 115 / 257 >

この作品をシェア

pagetop