ヤクザの家族になっちゃった!?
「私のために…?」
そう、言うとこくんとうなずいた二人。
「ありがとね、」
そう言うと
嬉しそうに笑った。
けど、けどね、
「私はともかく、おっちゃんたちにまで黙ってちゃダメでしょ!」
そう怒ると
「だって、今すぐ探したいっていったらダメって言うから。」
そう、プクーっとほほを膨らませて言った美幸。
「今すぐ見つける必要なんてあったの?」
そう聞くと
「いずねぇ、怒ってたから…」
そう言ったコウ。
私が怒ってたから、
これをプレゼントしようって考えたの?
それなら、私にも非がある。
私は二人の手をとって
「一緒に、帰ろ。
それで、ちゃんと謝ろ。
みんな心配して探してくれたんだよ?
ね、」
そう、いって歩き始めた。
二人はうん、
そう言いながら
一緒に歩いた。
途中、おっちゃんたちに連絡をして見つかったことを知らせた。
予想以上に心配してくれたおっちゃん。
きっと、雷か落ちるだろうなぁ
と思いながら
覚悟しつつ、みんなの元へ向かった。