ヤクザの家族になっちゃった!?


「「「和泉ーーーー!」」」

みんなが泣きついてくる

うそ、

みんなできないの…?

え、ってことは私が全部しきるとか、

そーゆーことなの、

嘘でしょ…

何て落ち込んでたけど、

それどころじゃないよね。

私は自分に気合いを入れて

回りに指示を出す。

けど、その前に…

「このクラス、何するの?」


「「「「猫カフェ!!!」」」」


…猫カフェって、

猫とふれあえるカフェのことを言うんじゃないのかな…


あ、私たちが猫になるってこと?


あー、

そーゆー感じね。

OK…じゃないか。

私が猫とか…

想像するだけで吐きそう。


「猫カフェって言ったら何!?」

るりが唐突に聞いてきたので

「…もこもこ」

って答えたら

教室の装飾に、もこもこを使おうっていい始めたるり。


「いやいやいや!るり、落ち着いて!

毛布をかけてもいいですよーとか、その程度にしない!?」

そうじゃなきゃ、お金足りないでしょ!

「…あ、そうか。

ね、和泉、いらない洋服とか集めた方がいいの?」


「んー、洋服か…」

元から出来てるやつに付け足していった方が早いか…

「そうしよ!
使えそうなやつ適当に集めよ!」

「「「ラジャー!」」」


みんなはそう返事をすると

各自家に電話し始めた。

すると、あちらこちらから

「いらない毛布あるよー!」

とか

「いらない洋服いっぱいある!」

とか、みんな一生懸命。


洋服の方はこれでなんとかなりそうね。

次は厨房か…


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