ヤクザの家族になっちゃった!?
いつまでもたってる龍之介さんの横の椅子に座って心を落ち着かせてると
少し不機嫌そうに私を見てきた龍之介さん。
「な…どうしました?」
私がたずねると
「お前は余裕だな」
って。
そんなわけ…
「そんなわけないですっ!
龍之介さんのそばにいるだけで…ドキドキしちゃって…。」
私は自分の手を胸に当ててそう言った
すると龍之介さんは少し満足げに笑って
「そうか。」
と。
私はお弁当を広げて食べようとした…のに。
龍之介さんは私をジーと見てくる
「どうしたの?」
「…あーん。して。」
…へ。
えっと、
え、
あーんですか?
そんなキャラだった?
なんて思ってはみたものの
照れながらいってるところが無償にかわいくて
きゅんきゅんした。
もちろん、そんな龍之介さんの頼みを断るわけにはいかず、
渋々…卵焼きを口に運ぶ…
ガラッ
「龍之介っ!!」
急に開いたと思ったら
龍之介さんの名前を呼んだ男。
「…柳。」
龍之介はいつも通りの顔で名前を呼んだ。
…やばいかな、
やばいよね。
私は慌てて顔をそらす。
龍之介さんは先生だもんね。
私生徒だもんね。
付き合ってるのばれたらヤバイんだよね…
私、ものすごい軽率な行動したよね。
なんて反省してたら
「草薙!」
私の名前が呼ばれた。
フットそっちを見ると
「こいつさぁ、お前と帰るために昼も食わずに仕事するんだぜー?
仕事してない俺が怠けてるみたいに言われんのほんとうんざりだよ」
と。
えっと、
ごめん、何からつっこんでいいかわらないんだけどさ、
まず、
「私たちの関係…知ってるの?」
「ん?そりゃぁな!なんたって俺は龍之介の親友だからな!」
と嬉しそうにいった柳っち。
あ、
そっか。
そうじゃなきゃ、伝言なんて出来ないか。
この前の出来事を思い出して納得する。
っと!
二つ目!
「お昼食べないで…ってそれ、いつから?」
これは柳っちにってゆうより、龍之介さんによね。
「…一週間ほど前か、」
龍之介さんは申し訳なさそうにボソッといった
「だからこんなに痩せてきてるんですね…。」
私が呟くと
「え、痩せたか?」
と柳っち。
ちょい。
親友だよね、あなた、
気づいてあげなさいよ…。