ヤクザの家族になっちゃった!?
「和泉!今日の予定聞いてるか!?」
急に部屋に入ってきた零夜さん。
「…わるい。」
少し顔を赤らめてふすまを閉めた。
え。
何がわるいの?
なんて不思議に思って、
自分の服装を確認してみる…。
「わぁぁ!!」
下着姿に毛布を被った状態の私。
いろんなこと考えすぎて、服来てないこと忘れてた!
寒っっっ!
慌てて服を着て部屋をでる
「悪かったな」
零夜さんはそう言って苦笑いした。
「お見苦しいものをお見せしました」
私はそう言ってからペコリと頭をさげた
「…そんなことより、今日の予定知ってるか?」
「今日の予定?」
「知らないのか…。今日は結婚式だぞ。」
「え。誰のですか?」
「…結構関わりのある人の。」
「それって、私もいくんですか?」
「そうみたいだぞ。」
「え。でも服とか…」
「ここにある。」
え。
零夜さんと私は驚いて横を見た。
「ドレスは用意した。」
「龍之介さん、いつから…?」
び、ビックリした…
さっき部屋にいなかったから出掛けてるのかと思ってた
求めすぎて幻覚見たのかと思ったよ。
「今さっきだが…。」
「あ。そっか。」
また、沈黙。
零夜は凄い勢いで逃げてった。
なにしてんのよ、あの人は。
なんて思いながら背中を見てた。