ヤクザの家族になっちゃった!?
3人を送り出し、
龍之介さんと廊下で二人っきりになる。
「……」
「……」
うっ…
沈黙…
話先に聞こうと思ったけど…
先にお礼いっちゃおうかな…
「あの…「お前、俺の女になれ」
……は?
えっとー、
人の言葉に重ねたあげく…
今、何て言った?
え、女?
ってことは、彼女ってこと?
え、なにがどうなってこうなった?
え、ちょ、え?
「決まりな」
そう言って去っていこうとする龍之介さん。
ちょいちょいちょいちょい!
「待ってください!!」
私がそう言って手をつかむ
「いきなりそんなこと言われて、ハイそうですかなんてなるわけないじゃないですか!」
何て言うと、
ありえないとでも言いたげな顔で
「そうなのか?」
と。