ヤクザの家族になっちゃった!?
家到着すると、
家の人たちが私の荷物を運んでくれた。
「あ、龍之介さん。手伝ってくれてありがとうごさいます」
「…あぁ。それより、時間はいいのか?」
そう言われて時計を見る
ここを出るのが一時半、
今は10時。
まだ余裕…じゃない!
家のことなにもやってない!
私は慌ててお風呂を洗う。
旅館みたいなお風呂で、洗うのが大変だったけど、
一時間ほどで終わった。
その後、部屋の配置図をもらい、
共同で使う場所や、
使われてない部屋などの掃除をして、
大体一時間半。
そのあとすぐに全員ぶんのお昼と夜の下拵えを用意して、
私のぶんをさっさと食べ、
幸子達にいってきますと声をかけ、
家を出た。
やばい、時間ギリギリ…
バイト先に走っていくと、
思った以上に早くついたから、少し安心。
私はいつも通り仕事を始めた。
まぁ、怪我をしてるから、少し驚かれたけど、
たいして支障はないし、なんとかなった。
バイト終了が10時。
急いで着替える。
幸子達を寝かせなきゃいけないから…
慌てて家に帰る。
「ただいま戻りましたー!」
「あら、おかえりなさい♪」
奈美恵さんが笑顔で迎えてくれる。
食事場にいくと、
眠そうにしてる三人と、
笑顔で迎えてくれる皆さんがいた。
まぁ、零夜さんは無茶苦茶嫌そうな顔してるけど…
どれだけうちの妹達にはまったのよって話ね。
3人は渡しに気付くとテケテケと駆け寄ってきた。