好きになった相手がたまたま年上だっただけ。



舞子が手でパタパタと顔を仰いだ

やっぱ暑いんじゃねーかよ……


つーか、なんでこんな暑い中パーカー着てんだよ





「舞子さ、暑いならパーカー脱いだら?」




「だっ、大丈夫…!なんともない…から」





「………ん?」





ダボッとしているパーカーから見える舞子の肌


その肌の色に俺は

前に感じた事のある違和感を感じ



しばらく俺の中で考えた







そしてやっと分かった

こんな暑い日にパーカーを着る理由が

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