好きになった相手がたまたま年上だっただけ。


俺はそっと舞子の体を抱き寄せた

すると舞子は拒むどころか

俺の服の袖を少しだけキュッと掴んだ




「俺ずっと後悔してたんだ

 …舞子と離れたこと」



「聖也くん…っ」



「……あと、舞子があいつと終わってなかったのも

 前からずっと気づいてた」



「…………………っ」



「ずっと舞子に嘘つかれて、正直辛かった

 ……でも、それでも好きだった」



「聖也くん……」










「舞子、……あの日からもう一度やり直そ?」



< 141 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop