好きになった相手がたまたま年上だっただけ。


「てめぇに餓鬼呼ばわりされたくなんかねーよ……」




「あぁ?」




「女を殴ることしかできねぇアンタの方が

 俺より餓鬼なんじゃねーのか?」




「てめぇ…、よっぽど死にてーんだな」






そう言うとそいつは俺に向かって

拳を振り上げ、殴りかかろうとする




と、そのとき─


< 143 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop