好きになった相手がたまたま年上だっただけ。


「今日は、ほんとにごめんね…?

 …でも四ノ宮くんと話せて良かった

 なんか勇気が湧いてきた!」



「それはそれはなによりだ」



「四ノ宮くん!大好きだよっ!」




「………相澤、俺のせいで

 なんか変なスイッチでも入ったか?」



「へへっ、入っちゃったかも!」



「こまめにスイッチ切っとけよ?

 じゃねーと毎日好きとか言われそうで

 なんか俺、怖くなってきた……」



「わかってるよ~。ちょっと今は

 気持ち抑えられなくなっちゃっただけ!」



「お前すげー大胆つーか……、ポジティブだよな」








他のやつが好きだと伝えたのに

相澤はそんなことをものともしない





悲しむどころか

いつもみたいに笑っていた


 
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