好きになった相手がたまたま年上だっただけ。




舞子の薬指にはめたリング


餓鬼の俺が少ないこづかいで買った

少し不格好で安っぽいリングだけど






「……俺、舞子に本気だから

 言葉だけじゃ言い表せらんねーくらい」





「聖也くん……っ」






「いつかちゃんとしたプロポーズするから」





「……うん、待ってる…!」






「俺、もっともっと舞子に見合うような

 男になってみせるから」






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