好きになった相手がたまたま年上だっただけ。



「舞子、……もっとこっち来て」



「ぅんっ…」



「あ~あ、泣いたから化粧崩れてる」



「聖也くんのせいだもんっ…」




「そうだな。……でも俺

 こーゆー泣き虫なとこも好きだよ

 あと、いつものバッチリメイクが崩れて

 素の感じの舞子も」




「けっ、化粧直してくるっ……」




「だーめ。もっと近くで顔見せて」




「っん」




「あと、舞子の唇も好き」




「聖也くん……っ」




「ねぇ舞子








…………しよ?」





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