好きになった相手がたまたま年上だっただけ。
ガチャッ─
「聖也くん、持ってきたよ~」
「……ねぇ、舞子」
「ん?」
「この写真に写ってんの、あの謙次って奴だよな?」
たまたま目に入ったその写真には
あの暴力男と舞子が一緒に写っていた
「あ~...捨てるの忘れてたの!ごめん...」
「...そっか。なら俺が捨てとくよ」
「わっ、私が捨てるから大丈夫..!」
そう言って無理矢理
舞子は俺の手から写真を取り上げた
つーか……
なんでそんな必死そうなんだよ