ゆり

今日は、
課題の提出日

どうしても
学校へ行かなければ…

さゆりは、
目を閉じたまま
むくりと起き上がった。
気合いを入れて
目を開ける。

窓から見える空は、
どんよりとしていた

雨が、しとしとと鳴る。
「雨かぁ…ってか…
時間ヤバいじゃん!!」

いつものように、
朝一番に
ケータイを開き、
表示されている
時刻を見て
さゆりは
慌てふためいた。

「電車よ止まれ〜!」

急いで準備し、
さゆりは駅に走り出す

急ぎすぎてカギ穴に
なかなかカギが入らず
さゆりは既にパニックに
陥っていた。
< 2 / 13 >

この作品をシェア

pagetop