ゆり
今日は、
課題の提出日
どうしても
学校へ行かなければ…
さゆりは、
目を閉じたまま
むくりと起き上がった。
気合いを入れて
目を開ける。
窓から見える空は、
どんよりとしていた
雨が、しとしとと鳴る。
「雨かぁ…ってか…
時間ヤバいじゃん!!」
いつものように、
朝一番に
ケータイを開き、
表示されている
時刻を見て
さゆりは
慌てふためいた。
「電車よ止まれ〜!」
急いで準備し、
さゆりは駅に走り出す
急ぎすぎてカギ穴に
なかなかカギが入らず
さゆりは既にパニックに
陥っていた。