君の明日は、私の明日
*
「あぁーーーーー!!何してんのよ!二人ともっ!!」
つってー…
無駄に高くてうるさい声で俺は目が覚める。
「…んっ、な…なに、この…鐘みたいな声は…」
そう言って俺の腕で眠っていた乃愛も目を覚ました。
乃愛は目をこすって起き上がって俺を見下ろした。
すると、乃愛の顔色がみるみる変わって行った
「ちょ…っ…なっ……なんで、あたしと深尋が一緒にいんのよ!?!?」
乃愛が顔を真っ赤にして大きな声でそう言った。
つかっ…お前がさきに俺の中で寝るからじゃねーのかよっ!
「だって、おめぇが…「花咲深尋くん……なんで、あんたたちがここで寝てたわけ?説明しなさいよ!」
栄華が俺を睨みつけて低い声でそう言った。
こ……こえー…
やばいぞ…これ…
俺は重たい体を起こした。