君の明日は、私の明日



「そっか……なんだか、分かるかも…」


栄華はボソリとそう言った。



「え…??」って一瞬思ったけどすぐにハッとした。


「そうだ!!私、栄華の恋話全然聞いてない!!!!」



私がテンションあげてそう言うと栄華は
はずかしそうに「え〜」と笑って顔を赤くした


「やっぱり!!ずるいよ〜」


「ズルくないよ⁇乃愛だってあたしに隠してきたくせに」


あ…

図星だ。

なんてそんなこと言われたら黙るしかなかった
なんか悔し〜……



「今の恋話はまた今度ね」


栄華はそう言って逃げるように自分の席についた。



追いかけようとしたら、先生が入ってきて自分の席につかないと行けなくなった。
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