君の明日は、私の明日



正門を出るとすぐに隣にある大きな木の後ろの隠れた。



そしてしばらくすると栄華と深尋がやって来て……楽しそうに帰って行った。



二人がいなくなるとふぅっとため息をついて、また学校の中の入った。




ごめんね…



さっきの"ごめんね"も、一緒にいけなくてごめんじゃなくて、嘘ついての"ごめん"だったんだ。




あの、ちょー若くて健康なお母さんが体調崩すわけない…そんなの栄華も深尋も分かってるはずなのにね……




今日は、先輩と約束あるんだ!




私はあれから、先輩にあうのが楽しみになってしまった。


会うたびに胸が高鳴り、嬉しくなる。




授業中もほとんど先輩と会うことばかり考えている。




そして、前まで、大好きな深尋の誘いには絶対に断らなかったのにー・・・



大好きな深尋と一緒にいるより……先輩と一緒にいるのを選んだんだー……



なぜだか、分からないけどー……


先輩といると…嬉しい…この気持ちは…一体なんだろう…



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