君の明日は、私の明日
「南河さん……ちょっといい?」
後ろから声をかけられ振り向く。
そこに立っていた人物を見て身体が固まったー…………ような気がした。
固まらなかった、私は一発殴ってやりたかった……
小学生の頃、よく戦いごっこをしてた頃があったから…
「…ーっ水無月さん……っ!」
そこには、他の学校の制服をした、水無月良奈さんがいた。
先輩を苦しめたー…張本人…
「高校になにしにきたの?…中学生が来るとこじゃないでしょ……」
「中学生も何も、いいじゃない……久しぶりね、南河乃愛さんー……」
「うん……」
「今日は話があるの。いつもは、水無月くんと一緒にいる南河さんだったから……今日はゆっくり話できそう…」
は?
なぜここで、深尋の名前が出るわけ?!
ていうかー……
この人、本当に、先輩の元彼女…水無月さんなの?
前あった時も…なんていうか…乱暴な喋り方っていうかー……
「何の話?」
私は彼女を睨みつけた