君の明日は、私の明日



「あのさぁ、あんた達、プリンメカ行ったんでしょ??」


なんでそれをー…って一瞬思ったけど


知ってて当たり前か……



なぜなら、深尋が教室で大声で私たちを誘ったんだもん…



みんながみんな知ってたんだ。



「それがなに……?」


「帰ってきてから、人が変わったように明るくなったって…深尋と何かあったんじゃないの?」



水無月さんはクスリと笑った。



私は顔色一つ変えずに彼女をにらみ続けた。



「……深尋と一緒にいるのに昴も弄ばれてるんだって?」


「なっ……ど…して、」



ーーどうして…


どうして分かったの?!



胸がズキっと痛んだー…


遊ばれてる……



「見てた人がいたのよ。楽しそうに、おでこにキスして笑い合ってるとこをー…」


私は真っ青になった。


頭の中が真っ白になる…

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