君の明日は、私の明日



「昴なんでしょ…?昴…彼女のおでこキスするの好きだものね」



どうしてー……


昴と…内緒にするって決めてたのにー……



昴との関係は絶対に二人だけの秘密だって……



「どうせ、弄ばれてんでしょ?」



水無月さんがそう冷たい声をかけた。



知ってるー……



弄ばれてる…そんなの知ってるー……



「知ってるよ…弄ばれてるくらい……遊ばれるために付き合ってるの!!元から遊びで付き合うつもりだったんだから…」



水無月さんはクスリと笑った



「へぇ、軽い女……」



また胸の奥がチクリと痛んだ。



「……だからなに?話はそれだけ?なら帰って。」



私はそう言って水無月さんに背を見せた時ー……


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