君の明日は、私の明日



『ただいまー…電話に出ることが……』



またかよ!


俺はベッドに携帯を投げ捨てた。



おかしい!!!!



乃愛……… いねえと…さみしんだよ…



乃愛が好きなわけじゃないー……


俺が好きなのは…あいつー………



いつか忘れられると思って、良奈とも……"栄華"とも付き合った。


でも、無理だったー………




乃愛……君なら忘れさせてくれるんだろ…??



そう思ってたのにー……乃愛の顔を見るたびの思い出される彼女の顔ー……



俺は……乃愛を好きになりたい……



"あいつ"のためにもー……



でも乃愛を好きになれないわけじゃない……好きになるのが怖い…


乃愛だって、俺を好きじゃない……


俺に同情して付き合ってるだけー……



そう、分かっているから…恋には落ちないって…乃愛には落ちないって決めているのに…






乃愛も…もう、飽きたんだろうか……



好きでもない人と付き合うのはー…


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