君の明日は、私の明日
「……だから、なんですか?先輩は…どうしてここにいるんです…」
"どうしてここにいる"
お前に会いたかったー………
お前は唯一、俺を癒してくれる人だからな……
「先輩……ずっと、思ってましたけど…卑怯ですよね?」
「えっ…?」
「先輩って卑怯で汚いですね。だって、私を…水無月さんのことを忘れるために利用してるー……。私は…操り人形じゃ、ありませんから。」
卑怯…
汚い……ーー
分かってるさ……
でもなぁ、乃愛…どうしちゃったんだ?
汚い…卑怯、そんなの分かってるしあったっている
でもどうして……
「………ごめんな……乃愛」
俺は乃愛の隣に座った。
「なっー……何誤ってっ……ーー」
俺は誤ると乃愛がビックリして顔をあげた。
「辛かったの?我慢できなかったの??大事な、深尋や栄華に隠し事して…好きでもない奴に振り回されて…キスされるの……いい加減嫌で…我慢出来なかったんだろ??……ごめん……だから、こうやって…」
俺は乃愛を抱きしめた。
抱きしめちゃなんかいけないー……
乃愛はきっと俺のこと…もう嫌いになったー……
嫌いになったから態度を悪くするんだー……
これ以上、乃愛を縛り付けられない