君の明日は、私の明日



なんか…周りの悪意は、俺が生み出したものみてぇ、



たくさん傷つけたなぁ……



俺……今頃わかったんだ。



バカだな。



オンナ使ってあいつのこと忘れようって、幼稚な考え…どこから来たんだろうな……



俺は、きたねぇよ。



たくさんのオンナを騙して傷つけた。


苦しませてきたー……


乃愛もその一人だ。



俺のために、料理して、お掃除したり、キスしたり…嫌なことをすべてやってた、乃愛……



ごめんな、疲れさせて……


乃愛……



でも、あいつをまだ忘れそうにない……



乃愛を…まだ…俺の全てで愛せない……

愛せる日がきたとしても…乃愛は…自分の恋がある。


それは…俺らが付き合う前に乃愛自身が言った。


つまり……俺と乃愛は結ばれねぇし、俺と…あいつも結ばれねぇ



もう少しだけ…誰かに頼って…あいつを忘れたい……


俺は携帯電話をカバンから取り出したー………


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