君の明日は、私の明日
ごめんなさい*Side Noah*
*
もぉ、やだよぉ……
私はその場で泣き始めたー……
持っていたお姉ちゃんの本は涙で濡れて行くー………
ごめん、ごめん、ごめんなさい!昴先輩…
酷いこと言ってしまってー…
私は…誤っても足りない。そんなの知っている。
あの日からー…一週間、ずっと先輩と深尋を無視してきた。
何も知らない二人は多分「は?」って感じだと思うー……
今でも瞳に媚びについている……。
先輩の悲しそうな目がー……
分かるよ…前まで仲良かった人にいきなりこう言われると…キツイもん……
先輩がいろんなことを抱えてるのはわかるー……
私が一番に先輩のそばにいなきゃいけないの…分かってるのに!!