君の明日は、私の明日
大好きだから……*Side Himiro*
俺は授業に出なくて屋上で寝転がっていた。
なんで?
なんでだ……
どうして乃愛は……
俺は涙を流したいのを必死に堪えた。
男だからー…泣きたくねぇ…
でも、大好きな女に避けられるのは…やっぱり辛いんだな…
俺はそう思ったー……
青い綺麗な空を見て思う…
小さい頃から…よく喧嘩してたけど……
今と前じゃ違うー……
アイスの取り合いだったり、奢れって言って口喧嘩になったりー…
くだらないことで、すぐに仲直りしていたー………
喧嘩して泣くことはなかった。
本気で喧嘩なんてしてないー……
でも…… 、乃愛は1週間も俺を避け続けた。
そして今日……乃愛は耳を塞ぎ首を大きくふった。
否定してるかのようにー…
いや、否定してたんだ。
俺の声が聞きたくなかったんだー……