君の明日は、私の明日
*The things I want it to back *
触れては消える*Side Noah*
あの日からー……一週間。
私達は少しずつ普通の日常を取り始めたー……
ただ一つ…違うのは……
先輩とはもう、付き合っていないってこと……
「そうなんだぁ……ごめんね…」
「ーううん…平気だよ。先輩だって私のこと遊んでただけだしね」
それから、良奈ちゃんと私達4人はよく一緒にいるようになった。
今日も、良奈ちゃんは私の家にきてくれた。
良奈ちゃんは私と先輩は別れてしまったって知ると悲しそうに誤った…
良奈ちゃん達の関係はよく分かった。
良奈ちゃんは今まで、"付き合う"ということを"友達"だと思い込んでいたみたい。
"小さい頃はそんな汚れてはいなかったよ……でもねぇ、中学生になって…イジメられて、友達いなくなって…気がついたらそう、間違ったことを心が覚えてしまったみたい。頭ではわかってるのにね"
って……泣きながらいろんな良奈ちゃんの過去のことをはなしてくれた。
「もう、気にしてないつもりだよ?でもね…、なんかさみしんだ……あたしが彼を元気づけてたつもりだったのに逆にあたしが彼に元気付けられてたみたい…あははっ……」
「乃愛さん?それは…恋っていうものなのかもしれないねぇ」
「あはは、ちょっと、違うと思う。」
恋なんかしてない。
先輩にものすごく…もう一度触れて欲しくても……できないから…たまに淋しさに耐えきれず涙を流すこともー…
でも、それが恋だって思ったことは一度もない。