君の明日は、私の明日



ーーーーー………


「それ…やっぱり、恋じゃないですか?」


「え"…」



予想外の答えが帰ってきて私は固まった。


良奈ちゃんはニッコリと笑っている。



「………ち…がうよ?」


私は、先輩のことを良奈ちゃんに相談して見た。


先輩のことを相談できるのは、良奈ちゃんしかいない。



栄華も深尋も知らないからー………



「乃愛さん!キスや、抱きしめたりするのは…付き合ってる人としか……」




「でも……私は、先輩のこと好きじゃないもんー……だけど、抱きしめたりキスされたりすると…あったかくて…このまま時間が止まって欲しいって思ったりー……でも、先輩は恋愛対象じゃ……」



「乃愛さんの恋愛対象の人は深尋と言いたいんですね?」



私は黙った。

だって…そうじゃん……


深尋をずっと思い続けてきたんだー……



私は深尋が好き……ーー……



好き……







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