君の明日は、私の明日
「ま、いくか?」
「え?どこへ??」
いきなり行こうって言われて混乱する。
今、深尋の家にいるし…
どこに行くの?!
「おめー、相変わらず鈍いな…栄華んとこ!
栄華がお前にケーキ残してた」
「あ、う…うん!」
なんだ、そういうことか。
どっか行くのかと…
私はスタスタ歩いて行く祥加について行った。
「…そういえば…」
深尋が止まらずに、
こっちも向かずに小さな声でそう言った
「うん…?」
「その格好……似合ってる。」
小さく本当に聞こえないような声でそう言ったのでした。
びっくりしたけど…すぐに顔を赤くして
とっておきの笑顔で
「ありがと!!」
と元気よく言った。