君の明日は、私の明日


ーーー…


私は夕焼けになった教室をずんずん進んでいく。


うちの教室は遠いからな~…



近道を進むことにした。



その近道とは…職員室の横にある小さな通路。



そこをまっすぐいくと3年生の教室。


そこをぬけると一気に2年生の教室にいける。



私はその道をずんずん進んで行った。




ーーーガタンっ…


「ん…?」



ちょうど3年生の教室を通るところでなにか物音がした……



ような気がしたー………



「誰かいるのかな…?………こんな時間にいるわけないし…まさか……まさかの…おば…けっ!?!?」




ーーーガタッ……



また物音がして心臓が飛び上がりそうになる……



まさか…本当に幽霊がいたの…??



都市伝説とか……



首振り人形の首がとれるとか………



でも…その物音は確実に三年生の教室からしていた。



先生でもいるのかー……?



私は気になってその教室のドアを開けることにした。



でも知らなかったー……



そのドアを開けたことで…すべてが逆回転して…


私たちの生活が潰れて行くことをー………





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