君の明日は、私の明日



ドアを開けた瞬間私はカバンを落としてしまったー………



うそ……



ねえ、嘘だよね……ーーー……



なんで…なんで……?!?!



涙が浮かんでくる…


「の…乃愛?!」


「昴……このこだれ?」



腰まで伸ばしていた綺麗な髪は肩下までの長さになり、それでも…見間違えるはずのない

細くて私よりも飛び抜けて白い…雪のような肌…


そして……お姉ちゃんは……先輩をキスしていた




私は目に涙を浮かべていたー………。


お姉ちゃんを見つけた喜びとー……


胸が…微かにいたんだ。




「おね……えちゃん?……ま…なみ…おねえ……ちゃ……うっ…」



私は手を唇に当てた。



会えたのが嬉しくてー…


それなのに……



先輩と……キス…して……ーーー……


先輩のこと……




「乃愛……」


「ねえ、昴……この子だれ?」



ーーーーーえ…






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