君の明日は、私の明日

大好きな人*Side Aimi*





あの日ー……昴の学校に行ったらー……南河乃愛に昴との時間を見られたー……




"お姉ちゃん!!お姉ちゃんは、あいみなんかじゃない!!まなみだよ!! おねえちゃん!"



私はその場で崩れ泣き始める妹を見て必死で涙を堪えたー……



しばらくすると、良奈ともう一人の少女がきて…3人で教室をあとにしたー……



3人が出て行った途端…私はその場で崩れて泣き始めたー……



昴は戸惑っていたけど…優しく笑いかけて私を家まで送ってくれたー………。





ーーーーー………



本物だっ……ーーー…



あの子は…私の知っている…私の妹…っ...



私は誰もいない部屋で息を殺し泣き始めた。



私ー…実は…すべての記憶は、3ヶ月前くらいに戻っていた。




でも…乃愛のことだけは5年前からずっと覚えていたー…



一方的に恋をする照れた顔も……


無邪気に笑う姿も…なく姿も……



忘れたことなんてなかったー……



5年ぶりに…やっと会えた……ーーー




でも…言えなかったんだー……



"乃愛っ?元気だった?"って笑って乃愛を抱きしめられないー…


だって…私は…まなみじゃなくて…あいみだから……



良奈と、私を拾ってくれた詩織さんと一緒に生きていくー……




もう二度とー…過去に触れては…いけないんだー………




もう、南河愛美は死んでるんだからー………

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