君の明日は、私の明日
「恋っつーのは……頭で見抜くんじゃねぇよ…心で見抜くんだ…」
「そんなこと言わないでよ………図星って辛いんだよ?」
そう…図星だった……
頭では昴のこと好きなるって言ってるけど……
心では…昴よりも…千尋のことが……
頭の言っていることと心が言っていることが…全く違うんだ
「はは、まあ、そういうわけでさ?俺はここでお前を支えてやっからさ……」
「……ありがとう…勇気が出たら……私……みんなのとこに戻るよ……今は無理かもだけどね……だから……それまで……あいみってよんで……今の私にまなみって呼ばれる資格…ないからっ……全てが元通りになったら……また…まなみって呼んで…」
私は健の胸に顔を隠した。
細いけど筋肉がしっかりとついている綺麗な体と…綺麗な顔立ち…
千尋は、お兄ちゃんに似たんだねー……
健にいちゃんに…
優しいとこもー……
「あぁ……あいみ……」