君の明日は、私の明日
私達の席は窓辺。
私と深尋が隣で、栄華と良奈ちゃんが隣同士。
「ところで、やっぱここ凄いね?何食べようか?」
私がメニューを開くと良奈ちゃんが口を開いた
「え、っと……実は良奈…みんなと食べたいのがあるんですよ……」
みんなと…?
私達はもじもじしてる良奈ちゃんを見つめた。
なーんか、可愛いっ!!
「じ……実は……みんなで巨大パフェチャレンジ…したいです!」
「「「巨大パフェ~?!」」」
巨大…パフェって……なんじゃ、そりゃ……
私はメニューで巨大パフェを探してみる。
「おぁ…あった!!…………えっと……全部4人以下で60分以内に全部食べ切れたらタダになります。値段は…五千五百円?!」
そこの巨大パフェは、まじでデカくて…
いや、大きい写真ってだけかもしれないけどー……
クリスマス限定商品なんだって……
「あのぉ……だめ…?かな…?」
良奈ちゃんが下を向いてそう静かに言った。