君の明日は、私の明日


ーーーー……


「ていうか…やっぱ、乃愛さんって食いしん坊だったんですね…」


「良奈、敬語!」


「ははは、はいぃ…」



食いしん坊ー……


なんか聞き心地悪いなぁー……


あ、ちなみに今は四人で帰り道を歩いてます…。


夕焼けで真赤になった道をー……



「だから太る。」



ちょっと…深尋にポーカーフェイスでそう言われても…なにも感じないんだけど…



「あれっ…なんか元気ないですね?」



突然…そう言って良奈ちゃんが顔を覗いてくる



「へぇっ!?ちょ、そんなことないよ……」



私がそう言って苦笑いすると栄華も立ち止まって私の顔を覗いてきた。



ていうか、今日…私、「へぇっ」って言い過ぎかな?



「相談…してよ?」



栄華が悲しそうな目で見つめてきた。

やっぱ…隠し事はできないよね



「う…うん……」


私は話すことにした


栄華に隠し事ができないってことはよく知ってる。


勘がいいし、いいだけじゃなくて頭いいし…探偵さん?ってくらいだから……



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