君の明日は、私の明日
乃愛が…昴のこと…好きだなんて…
私はびっくりしてぼうっとしてしまった。
でも…不思議と辛い気持ちなどはなかった…
「…愛美さん!!!!来てくださいっ!!おばあちゃんがっ!」
良奈の叫び声がした…
「な…どうしたの?詩織さんになにが…」
私が慌てて飛び出た…
目の前に広がった光景は……
良奈が泣きながら倒れている詩織さんにしがみついていた
「………な…なにが…」
私は救急車を呼んだ
「愛美さんっ!呼吸していません!!」
「えっ?!」
私は詩織さんの喉に指を当てた…
してなかった…
私は祈りながら救急車を待ったーーー……