君の明日は、私の明日



ーーーーー………


私と良奈は…詩織さんを待った…



病院の匂いは嫌いではなかった……




私は、詩織さんに何もなければ…と祈らずにはいられなかった…


私の指は自然と昴にメールをしていた。



しばらくすると、一人の医者が出てきたー……



「せ…先生!どう……でした?」



良奈が椅子から飛び上がり医者の顔を見つめる



医者はゆっくりと首を降った…



「う……そ…どう…して……」


良奈はその場に崩れた…



私も静かに涙を流した…



「大丈夫よ…」


私は良奈の背中をさすった





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