君の明日は、私の明日
「…………乃愛…昴のこと…好きだよ」
私はそう言った
昴は頷いた
「俺達…前に付き合っていた……その時は俺…あいつのことどうでも良かった……でも…なくなって気づくことも…あるんだよな……それは、お前が教えてくれた」
私はコクリと頷いた…
大丈夫……昴ならー……
「乃愛なら、あんたの全部、受け止めてくれるよ……アメリカに行っても四年も待ってくれる……頑張って」
私は昴にニッコリ微笑んだ。
すると昴は私の唇にキスを落とした。
触れるだけの軽いキス
「お前も頑張れ……」
昴はそう言って一枚の紙を机において家を出て行った…
私はそれをつかんで見た。
『千尋は健の家にいる。頑張れ』
それを見て私はにっこりと微笑んだ……