君の明日は、私の明日
「乃愛!!」
私は叫んでしまった…
そこにいたのは愛しい妹だった…
妹はこっちをみるとニコリと笑った…
「おね……ちゃん……」
乃愛は私に抱きついた…
“もう、お姉ちゃんって呼びませんから”
……呼んで欲しかった…お姉ちゃんってー……
「…………乃愛…飲んだの?!」
身体に力が入らない乃愛…
乃愛はにっこりと笑った
「ふふ………お父さんもお母さんも…お姉ちゃんが……だ…いすき…なんだよ」
やっぱり飲んだんだ…
私は確信して乃愛を家に連れて帰ることにした。
もちろん…詩織さんの家に……
私は一人暮らしになったわけだし…私が実家に帰ることなんて出来ないからー……