君の明日は、私の明日

好きだったんです*Mihiro Side*




この青い空の下は
桜色になっていた。




「なんだ……あいつも…自分の幸せを見つけてるじゃん」



俺は二人を見つめてそうつぶやいた。



兄貴…
乃愛はいい子だ。



絶対に大切にしてやれ。



俺が告白して、乃愛は変わらずに
俺に優しく接してくれた。



「俺も…失恋…確定か。」


「ううん…新しい恋があるよ」



あ?


後ろから声がして振り向く。
そこには、栄華がいた。


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