君の明日は、私の明日



「お前、子供かよ?!いい加減大人になれ」



そう言われて手が止まった



「大人になんか…なりたくないよ」



「バカか、大学卒業して、成人なんだから大人なんだよ!お前も俺も!バカか」


またバカって……



「ばかばかうるさいよ!」



私はまた昴の胸をポコポコ叩いた。



「やめ……お前の胸も叩くぞ?」


「ふぇっ?!」



私は自分の胸を慌てて隠した。


それ、女の子に言うことじゃないでしょ?!



「昴、さいってー!変態!オタンコナス!」


私は立ち上がって昴に背を向けた


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