君の明日は、私の明日
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でも、今となっては、これでいいのやら…
深尋にも栄華にも言わずに…
そして、これから…先輩の彼女として……
「あ、乃愛!!みっけ!!」
甲高くて可愛らしい声が後ろからして振り返った。
「栄華…?」
「おはよっ!!ってあれ?なんか考え事してた?」
図星だ…
なんでだろ…栄華には私のすべてがわかってるみたい。
まあ、10年以上も一緒にいたらそういうもん?
となると、先輩との関係もすぐに知られるとか?!?!
や、まさかね…
「ううん、違うよ。お母さんが作った朝ごはんが不味かったから…」
「へえ、そうなんだ」
や、我ながらいい言い訳とは思えないけどね。
「そういえば、昨日、先に帰ってゴメンね。あの後どうだった?」
「え?どうだったって…普通にケーキ食べて帰ったんだけどね」